1980年代以降に生まれた、若い画家たちの作品を紹介した、東京オペラシティアートギャラリーの展覧会。
24名による、およそ120点ほどの作品は、多彩で、楽しめた。
その名前のせいで、損をしているのか、得をしているのか?高橋大輔の作品は、ゴッホのさらに上を行き、絵具を極端なまでに厚塗りしている。
小西紀行の作品は、人物画が中心で、一筆書きのようなタッチで、人間の体を描いている。ベーコンを連想させる。
風能奈々の作品は、アクリル絵具で描かれた、3メートル四方の大きな作品。黒と濃い茶色で、タイルのように、小さな絵がくみ合わさっている。
その大きさと構成から、会場の中でも、不気味な存在感を誇っていた。
榎本耕一の作品は、アニメーションのようなキャラクターが画面に踊っているが、その背景は、実に細かく描きこまれている。
松原壮志郎の作品は、絵画というよりは、インダストリアルデザインのよう。カバンなどがぶるさがっている。まるで、インテリアのコレクトショップを訪れた雰囲気。
ちょうど、一つ上の階で行われていた、このギャラリーの収蔵品点では、山や河の自然を伝統的な手法で描いた作品が展示されていた。
こちらも、2000年以降に描かれた作品が多かったが、階下の作品との画風の対比が、おもしろかった。
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