東京、六本木の新国立美術館で開催された、DOMANI・明日展。文化庁による、若手芸術家の海外研修の成果を発表する展覧会。今年で16回目を数える。
2003年、アメリカに行った徳丸順子の鳳凰という陶芸作品。
実に細かい造形。現代の陶芸は、これほど細かい陶芸作品を可能にしているのか。
同じくアメリカで2006年に研修した、彫刻家の川上りえ。細い、針金を組み合わせて、天井から吊るし、展示会場内に、不思議な空間を作り出す。
いろいろなことに、応用できるような気がする。
2006年、イギリスで過ごした吉本直子。ワイシャツを固めて、石の彫刻のようにしている。
同じく、吉本直子の作品。今度は、そのワイシャツを真四角にブロックのように固めて、壁一面に積み上げている。
柔らかい布を、固い物に使うという、そのアイデアが面白い。
2011年にアメリカで研修した土橋素子の作品。天井から吊るされた不思議なオブジェと、大きな壁のようなもに描かれたモノクロの作品。
今回の作品の数々は、あまり自己主張が強くなく、まるで、環境芸術、といった趣を呈していた。
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